『忙しい』

転勤しました。

10月に2年住んだ岩手を出て名古屋に来ました。

更新がこんなに遅れてしまったのは、引越しがあり、新しい仕事、新しい生活に慣れるのに忙しかったから。でも何より、心が忙しかったから。

 

『忙しい』という字は"心を亡くす''と書く。

 

まさに、そんな感じで、仕事でもプライベートでもフワフワしている状態。地面に足元がついていない感覚。私は何故か焦っていて、早く成果を出さなければと思っている。

 

成果とは仕事面とプライベートでそれぞれ残さねばならないと思っている。

 

仕事面では、前任のバリキャリアウーマンの後任として来たプレッシャーがある。

「彼女じゃないとやっぱりアカンな」とは思われたくないとか「さすが、あの会社は後任にもしっかりした人当て込んでくるな」と思われたいとか。負けず嫌いな私がまた出てしまっている。週5日は向き合う仕事だから一生懸命やりたい。それなりに認められたい承認欲求だってある。

 

プライベート面では、岩手の間どう足掻いても仕方がなかった「彼氏をつくる」こと。

一人暮らしを経験して、胸騒ぎがするような寂しさを覚え、でもその寂しさを埋めることはどうすることも出来なかった2年半。環境のせいにして笑ってみせたし、言い訳したけれど、結局は悲しいほど「自分には魅力がないのではないか」という絶望感を突きつけていた。

 

名古屋に来て''心が忙しい''。

傍から見ると週末は予定があり、リア充に見えるのかもしれない。でも、私の気持ちはずっと不安定。

 

イベントを一緒に楽しんだり、祝ってくれたりする人が欲しい。誕生日、クリスマス、年明け、バレンタイン、花火大会、旅行など。

 

都会の寂しさを感じている。自分何やってんだろなぁ〜。迷走しているなぁ〜。でも、思うんだ。

この寂しさは正常であって、危機感があるくらいの方がいいのではないかということ。

学生の時に実家暮らしで母親とベッタリだったから、彼氏は欲しいけど「彼氏作らなきゃ!」と焦る気持ちはなかった。

 

親は私より先にいなくなってしまう、これは悲しいけれど事実。そうなると、自分の将来のために、今もがくことは必要だと思う。後で後悔しないように。

 

歳を重ねることに対して否定的な日本の風潮は嫌だけれど、やっぱり世間様はそういう冷たい目で見てくる。

将来の自分がいろんな選択肢をもてるように、仕事もプライベートもいま経験を積むことが大事なんだと思う。自分のペースでいい、でも何事も練習が必要なんだと思う。

 

明日からも一生懸命、今を生きよう。倒れない程度に、息抜きしながら。なるべく『忙しい』は口にせず。