不安定な20代後半
今日会社の7つ上の男の先輩とプライベートな話を1時間くらいした。
仕事の話から、何故か雑談を延々として、27歳の等身大の悩み相談に乗ってくれた感じだった。
先輩は既婚者で最近お子さんが産まれた。
頭が切れる上に、結構上に噛み付くので、周りにはちょっとめんどくさい扱いされていたりするけど、個人的には好きな先輩だ。
エリアで1番大きな企業を担当して、上司からのプレッシャーに耐えながら、残業しまくって、プライベートの時間すら仕事をしてしまっていて、ちょっと心配になる。
その上、最近は子どもも生まれて、家族サービスもしなきゃいけないという中、大変そうだが、大丈夫だろうか?
私は立場がら営業支援という立場で関わらせてもらっている。
思えば1月に営業企画になったときから、経験がない私に対しても、最初から私のことを尊重してくれていい人だ。
最初なんて本当に頼りにならないだろうに、頼ってくれて本当に有難い。
お陰様で少しずつ成長させてもらっている。
その先輩も入社して栃木という駐在スタートで、関信越に7年もいて、その後本社勤務を2年半経て、今は北陸にいる。
駐在スタートという意味で、私の当時のしんどさとか共感してくれる。私は2年しか盛岡にいなかったけれど。
本人曰く、俺はめんどくさいから、今ここにいる、と言っているけど、すごく真面目で一生懸命仕事を頑張っていて本当に偉いと思う。
30歳頃に結婚されたらしいが、20代の今の時期楽しみなよーって念を押された。
その先輩も栃木という地方では出会いがなく、東京まで片道2時間かけて合コンとか出かけていたらしい。笑
振り返ると合コンでは収穫がなくてもそんな経験も楽しかったらしい。
「男女で旅行に行って、夜トランプとかするのめっちゃいいやん、結婚したらもう出来ないよ〜、合コンにも行けないよ〜」と言われた。
今は先が決まらない不安的な20代後半だから、焦るし、足元がふわふわしている感覚で、寂しさや虚しさがあるけど、あとから振り返ると、そんなふうに愛おしい時間にもなるのだなと思った。
そうか、今は彼氏もいないし、出会いが無限大と考えれば、可能性しかないし楽しめばいい事なのだろうか。そんな考えはなかったな。
でも確かに、土日は自分の裁量で全ての予定を決めて、友達と会ったり、バドミントンしたりと予定を入れて、それなりに楽しく過ごしている。その時は楽しいけれど、足元は不安定なので、このままでいいのか、みたいな不安は大いにあるが、これはとても幸せな事だったのか。子どもや家族ができると、こんなことは出来ないもんな。そう思うと、結婚なんて早くしない方がいい?
結婚相手については、自分の今までの人生の経験を経た全ての直感を総動員してこの人って思える人がいたらしたらいいよ、と言われた。計算とかする相手は違うらしい。直感で思えたら、したらいいらしい。意外と当たるらしい?
あと、その先輩には結婚のリアルな話、お互いの実家は近い方がいいと言われた。盆と正月など、孫を見せて欲しいと言われるし、その度に2人の実家が離れていると、金銭的にも物理的にも大変らしい。
私の場合関西人と結婚した方が楽だよーと言われた。
なるほど、なるほど。
そういうことも想定しなければならないのか。
そんな事まで考えたら、結婚ってかなりの無理ゲーでは、と思った。
でも、先輩が今の私の時代は、コロナもあって確かに不安定だけど、それも含めて楽しむべきと言ってくれて、なんだか、心が軽くなった気がする。
人生のちょっと先輩にそんなふうに話を聞いてもらえて、本当に有難い。
仕事で関わった先輩に可愛がってもらえて嬉しい。
ひょんなことから、支援という形で関わることになったけれど、こんな風に信頼関係?を築けて、有難い。
所詮会社の人間かもしれないけど、こんな有難い出会いもあり、悪くないなと思えた。
この先輩とは転勤で離れても、お兄ちゃんのように慕わせてもらえるといいな、と思った。